ミュージカル「マリー・アントアネット」が23日午前11時、メロンチケット、インターパークチケット、チケットリンクで行われた最後のチケットオープン直後、前売り率1位を席巻し、グランドフィナーレイザー10周年記念公演の意味を加えた。
ミュージカル「マリー・アントワネット」はフランスの王妃だったが、18世紀フランス革命でギロチンで生を終えた「マリー・アントワネット」のドラマチックな生活と社会不条理に関心を持って革命をリードする仮想の人物「マグリッド・アルノ」の生活を対照的に照明し、真実、自由そして正義の真の意味を深く扱った作品だ。
2014年初演したミュージカル「マリー・アントワネット」は3回のシーズンを経て観客に愛された。今回の4番目のシーズンは、政治、経済、社会的問題とともに時宜を得た作品という評価を得て、これまで以上に大きな関心を受けた。作品は私たちが夢見る正義と自由について考えてみるきっかけを設けてくれ、クオリティの高い完成度で、あるシーズンより濃い感動をプレゼントするという評価だ。
今シーズンは真実と偽りが乱舞する時代に残酷な犠牲となった「マリー・アントアネット」の人生を描きながらも、腐敗した貴族社会と不公正なシステムに不条理さを感じて革命をリードする仮想のキャラクター「マグリッド・アルノ」の人生を浮き彫り、対照的な人生の隙間を通じて時代を超えた共感帯を形成した。
新旧キャストの絶妙な調和で毎公演完成度の高い舞台をプレゼントするという絶賛を受けているキャスティングラインナップもグランドフィナーレシーズンを見逃せないポイントに挙げられる。先に「マリーシンドローム」を起こしたキム・ソヒャン、オク・ジュヒョン、ユン・プンジュ、ミン・ヨンギなどをはじめ、イ・ジヘ、イ・アムソル、イ・ヘジュン、ユン・ソホ、ベクホなど今シーズン新たに舞台に上がるニューキャストたちは完成度の高い舞台を具現した。初演当時、マリー・アントワネット役で熱演していたオク・ジュヒョンは10年が過ぎた後、マリー・アントワネットと対尺店に立っているマグリッド・アルノ役を演じ、180度相反した演技を繰り広げて観客の愛を受けている。
ミュージカル「マリー・アントアネット」はミュージカル「レベッカ」、「モーツァルト!」、「エリザベート」など世界的ミュージカル巨匠コンビと呼ばれるミハエル・クンチェとシルベスター・ルベイが作り出した作品だ。 2014年に韓国で初演された後、2019年に再演、2021年に三連を繰り広げた。
10周年記念公演ミュージカル「マリー・アントワネット」は、来る5月26日までディキューブリンクアートセンターで公演される。
キム・ジウォン テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr