異なる話し方で対立していた「刺々しい夫婦」が、互いをより理解することを決意した。
9日に放送されたMBC『オ・ウンヨン レポート – 結婚地獄』には、過度に正直に話す夫のために傷ついているという妻と、空虚な言葉は偽善だと主張する夫、「刺々しい夫婦」が登場した。
妻は2023年8月初めから1年2ヶ月間、かき氷店を経営している。夫の収入を心配する娘のために、妻の父親が老後資金まで出してくれた店だという。妻は朝早くから商売の準備をしていたが、客は見当たらなかった。繁忙期の夏には月収が250万〜300万ウォンに達するが、夏以外の時期は赤字だという。
番組は妻の申請で出演することになった。妻は「結婚してその日の夫の姿は恐怖そのものだった」と打ち明けた。二人は争いがあった日を思い出した。妻は「テーブルを叩き、叫び声が響き、恐怖が押し寄せて体が震えた。心臓が締め付けられて痛み、息ができなかった。すべて思い出す。涙が出てくる」と語った。夫は「呆れる。問題を探すのか。そういうものだと思って生きられないのか」と反論した。
妻は「遠回しに話すことも必要だが、夫はその時に思い浮かぶ言葉をそのまま言うようだ。いつも話しても胸が苦しい」と夫の直截的な話し方に対する苦悩を訴えた。夫は「妻は私がどんな意図で話したかは重要ではない。自分の言いたいことが始まると相手の話は耳に入らないようだ。私も我慢して我慢して爆発する」と語った。
夫は「義父も同じだ」と義父に対する不満も訴えた。妻は「どちらかが死なないとすべてが終わらない気がする」と言った。
最近、妻の店の収入と夫の給料について話しているうちに声が高くなったという夫婦。各自が稼いだお金が誰のものかと問い詰める中、妻の「あなたのお金」という言葉に夫が爆発したという。妻はテーブルを叩き怒る姿を見たその日以来、夫の顔を見るのが怖い。精神科を訪れ、うつ病の診断まで受けたという妻。一方、夫は争いの中で互いに衝突があっただけなのに、ここまで自分を悪者にするのが理解できないと訴えた。
夫はすでに妻に離婚合意書まで渡した状態。しかし、夫婦はそれぞれ問題を認識し、解決するために悩み努力していた。
オ・ウンヨンは「偽善と配慮の概念が確立されなければこの問題は繰り返される。偽善やお世辞を言えというのではなく、この表現をして相手が傷ついたり気分を害すると思ったら配慮して表現を変えるべきだ」とアドバイスした。義父からお金を受け取った時の態度についてオ・ウンヨンは「片手か両手か、座っているか立っているかは重要ではない。感謝の気持ちが欠けているからだ。そうすると誤解される。感謝の気持ちが真心で伝わらないと義父が『私を無視しているのか』と思うかもしれない」と伝えた。オ・ウンヨンは「正直さと無礼さを区別することが重要だ」と強調した。
録画が終わった後、妻は夫に「画面で見ると私は頭の中でたくさん考えているのに言葉で表現していない」と謝った。夫は義父に電話をかけて申し訳ない気持ちを表した。夫婦は相談を受けて良かったと言った。録画後、夫婦は夫婦相談を始めたという。
キム・ジウォン テンアジア記者 bella@tenasia.co.kr