BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

「ステージに立っているときが一番幸せで、生きていると感じます。ステージで歌い踊り続けるので、そのままの私を見て愛してください。」

BTSのジェイホープ(J-Hope)が初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』のソウル公演を終え、ソロ活動の幕を力強く開けた。

ジェイホープは2日、ソウルのソンパ区KSPO DOME(旧体操競技場)で単独コンサート『j-hope Tour 'HOPE ON THE STAGE' in SEOUL』を開催した。

会場はジェイホープが登場する前から熱気で満ちていた。アーミー(ファンダム名)は一斉にジェイホープの名前を叫んだ。赤い衣装をまとったジェイホープは、赤い照明を浴びながら登場し、華やかなステージ演出の中で『What if...』で強烈に初舞台を開けた。続いて『Pandora's Box』、『방화 (Arson)』、『STOP (세상에 나쁜 사람은 없다)』で熱気を続けた。

BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

ジェイホープはスペシャルアルバム『HOPE ON THE STREET VOL.1』に収録された曲でもステージを構成した。『on the street』、『lock / unlock (with benny blanco, Nile Rodgers)』、『i don't know (with 허윤진 of LE SSERAFIM)』、『i wonder... (with Jung Kook of BTS)』で続くステージで、ジェイホープはストリートダンスが際立つパフォーマンスを披露した。幼い頃からストリートダンスを踊ってきたジェイホープは、「そのルーツを真摯に込めたかった」と心から伝えた。彼は「ストリートダンスのジャンルでステージを表現できるアーティストが何人いるだろうか」と自負心を見せた。

この日、ファンは7日に発売される新曲『Sweet Dreams (feat. Miguel)』のステージを先に見ることができた。ジェイホープがファンに新曲のステージを最初に見せたかったからだ。『Sweet Dreams (feat. Miguel)』は愛したい、愛されたいというジェイホープの真心を込めたセレナーデである。ポップR&Bジャンルの曲で、ソロアーティストとしてのジェイホープの新たな姿を楽しむことができる。

ジェイホープは「除隊後、どんな音楽をすべきか悩んだ」とし、「愛という感情は単純なものだが、最近の世の中にはそのような感情が不足しているように思えた」と打ち明けた。続けて「ちゃんとしたラブソングを作ったことがあるか考えた。そうして作業して出た曲」と説明した。ジェイホープは「皆さんへの愛のセレナーデ」と言い、客席からは歓声が湧き上がった。

BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート
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BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

彼は過去に発表した曲でもステージを披露し、『歌手ジェイホープの一代記』を振り返った。2018年に発表されたミックステープ『Hope World』の収録曲『Base Line』、『항상』と2015年に公開されたソロ音源『1 VERSE』まで、現在とは異なる感じの歌詞とメロディの曲で一セクションを埋めた。変化した音楽スタイルからソロアーティストとしてのジェイホープの成長を垣間見ることができた。

ジェイホープはこの曲を発表した時を「若気の至り」と表現しながらも「自分の成果物において恥ずかしくも後悔もない」と強調して言った。彼は「初めてのアルバムでもあり、意味のあるアルバムではないか。コンサートで多くのことを見せることができるから」と付け加えた。

ソロ曲だけでなく『MIC DROP』、『뱁새』などBTSの団体曲も披露した。ジェイホープは他のメンバーのパートも一人でこなし、ステージをいっぱいにした。ファンは会場が揺れるほど大きな歓声を上げた。

BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート
BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

『HOPE ON THE STAGE』は華やかな演出が際立った。ライブバンドで音響を一層豊かにした。また、ステージ演出のために合計26個のリフトを活用した。25個のメインステージリフトはジェイホープの音楽とパフォーマンスに応じて高さと配置がリアルタイムで変わった。曲のコンセプトに応じて4面のLEDを飾るグラフィックが変わり、視覚的な楽しさを加えた。

コンフェティも適切に活用された。『on the street』のステージに先立ち、蝶の形のコンフェティが一つずつ降りてきた。時間間隔を置いてあちこちにコンフェティを撒いたおかげで、まるで会場に蝶が飛び回っているような姿が演出された。そのほかにも『방화』では火が噴き出すなど、曲に合った様々な演出が際立った。これらの演出がジェイホープのパフォーマンスと相まって曲の雰囲気を最大化した。

アンコールステージを前にジンが客席からサプライズ登場した。ジンは「愛してる」と大声で叫んだり、手のキスを送ったりした。アーミーは歓声で応えた。ジェイホープは「うちのジン兄さんを一度話さなければならなかったが、コンサートに集中しすぎて忘れていた」とジンを言及した。続けて電光掲示板にジンの姿が映し出され、ジェイホープは「うちの『ワールドワイドハンサム』ソクジン・キム。こうしてメンバーが応援に来てくれると気分が違う」と明るく笑った。

BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート
BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート
BTSのジェイホープ、初のソロワールドツアー『HOPE ON THE STAGE』ソウル公演で華々しいスタート

ジェイホープはこの日を最後にツアーに出る。彼は「怪我せず健康に行ってきます」とし、「ジェイホープ信じてますか?ホープ信じてますか?見せてあげます」と冗談を言った。続けて「これからも一生懸命に歌い踊りラップしながらステージ上での希望になりたい」と力強い抱負を明らかにした。

『HOPE ON THE STAGE』はジェイホープがデビュー12年目にして初めて開催するソロワールドツアーだ。『HOPE ON THE STAGE』は『ステージ上のジェイホープ』を意味するだけでなく、希望、願い、夢などがステージで実現されるという意味を込めている。

ジェイホープは先月28日からこの日までの3日間で合計3万7500人余りの観客と呼吸を合わせた。ソウル公演の後、ブルックリン、シカゴ、メキシコシティ、サンアントニオ、オークランド、ロサンゼルスなど北米をはじめ、マニラ、埼玉、シンガポール、ジャカルタ、バンコク、マカオ、台北、大阪まで合計15都市で31回の公演を行う。

キム・ジウォン テンアジア記者 one@tenasia.co.kr