イ・スジ、イ・チョンアのパロディで再び注目を集める

俳優ハン・ガインを狙撃したとされる「デチマム」騒動で話題になったコメディアンのイ・スジ(Lee Su-ji)が、今回はイ・チョンア(Lee Chung-ah)をパロディしたとして注目を集めている。これに対して「コメディが政治もパロディする時代だ。気を使ってコンテンツを作る理由はない」という意見と、「自分なりの方法で誠実に生きる女優を嘲笑した」という反対意見が両方出ている。

イ・スジ、イ・チョンアのパロディで再び注目を集める

イ・スジが昨年YouTubeチャンネル「ネカルコマニ」にアップした動画が最近論争になっている。8ヶ月前に投稿されたコンテンツが再び話題になったのだ。イ・スジが最近ハン・ガインとチャ・ジュヨン(Cha Joo-young)を連想させるパロディ動画を次々と公開し、過去の動画も注目を浴びたためである。

論争になった動画のタイトルは「女優アンナのローマ🇮🇹 ブイログ I 日常読書工具進行女優」である。約9分間、ヨーロッパでの一日を演出したコンテンツだ。起床する瞬間からコーヒーを飲み、本を読みながらゆったりとした一日を過ごす場面が収められている。動画を見た大衆はイ・チョンアのYouTubeブイログを思い出し、「このブイログを嘲笑したのではないか」という意見を出している。

イ・スジ、イ・チョンアのパロディで再び注目を集める

このような指摘を受けたのは、動画のスタイルがイ・チョンアが実際に運営するYouTubeチャンネルのブイログと類似しているだけでなく、声のトーンや話し方もイ・チョンアを真似たような印象を与えるためである。動画のコメント中に「イ・チョンア俳優のブイログが思い出される」という反応にイ・スジがハートマークを残した事実が知られ、このような声が大きくなった。

イ・スジ、イ・チョンアのパロディで再び注目を集める

イ・スジの「女優の真似」は常に話題となってきた。過去にはキム・ゴウン(Kim Go-eun)と似た一重まぶたの外見を強調し、特有の目笑いを真似て注目を集めた。大衆は初めはこれを軽いユーモアと考えていたが、デチマムパロディが論争となり、雰囲気が変わった。

デチマムパロディ動画はイ・スジが子供の教育に献身するデチマムの姿を風刺する内容で話題となった。問題はこの動画が二人の子供を育てるハン・ガインを連想させ、以前の動画公開後にハン・ガインにまで飛び火した点である。続いてファンに特別な愛情を表現し人気を倍増させたチャ・ジュヨンを思い起こさせる姿までが話題となった。

イ・スジ、イ・チョンアのパロディで再び注目を集める

大衆の間では「社会的に真の風刺とユーモアが必要な対象は別にいる」とし、「何の過ちもない女優たちの特徴を誇張し、風刺して笑いものにするのは適切ではない」という指摘が出ている。ある大衆文化ファンは「イ・スジは5万人以上の登録者を持つユーチューバーであり、長い間大衆と共にしてきたコメディアン」とし、「責任あるコメディと健康的なユーモアについての考慮が必要だ」と指摘した。

一方で「政治家、芸能人など公人に対する表現の自由は保障されるべきだ」という反対意見も出ている。あるネットユーザーは「虚偽事実や人格侮辱をしたのでない限り、女優をパロディできない理由はない。このような表現の自由を保障することで大衆文化がより多様化することができる。最近流行するパロディコメディは我が国の大衆文化が一段階発展する契機となることができる」と述べた。

イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr