K-STARS
IU、イム・シワン、チャ・ウンウ、芸能人の「ロールモデル」です。


チャ・ウンウの演技は'ワンダフルワールド'以前まで不安なカードとして作用した。彼は2018年初主演を務めたJTBCドラマ「私のIDは江南美人」、2019年MBCドラマ「新入社館ク・ヘリョン」、昨年MBCドラマ「今日も愛らしい」まで一様に冷美男型の彼のイメージを活用して冷たい姿を見せてきた。その過程でチャ・ウンウは演技できるキャラクターが限定的という評とともに彼の単調な表情演技とぎこちない発声と発音で酷評された。
このような演技力論議はTVINGドラマ「アイルランド」から頻繁に入り始め、最近作の「ワンダフルワールド」を通じて終息した。 「ワンダフルワールド」でチャ・ウンウはこれまで見せてくれた優しいイメージを脱皮したうえ、演技力の成長で注目を集めた。彼は1994年にデビューした先輩俳優のキム・ナムジュと一緒にしたにもぎこちない演技とラフなアクション、哀れな目つき演技が良いという好評を受けている。既存の演技力論議から抜け出して俳優として席をつかむ姿だ。
チャ・ウンウは演技をしながらもOSTだけでなく、個人レコードや活動まで着実に取り組んで歌手チャ・ウンウを描くファンにも近づいた。彼は去る2月ソロ歌手としてデビューアルバム「ENTITY」(エンティティ)を発売した。彼はこのアルバムでiTunes 21地域トップアルバムチャートとワールドワイドチャート1位に上がり、初動アルバム販売量は21万枚を超える記録を立てた。

イム・シワンは2010年帝国の子供たちのメンバーとしてデビューして活動したことがある。 2016年、既存の所属事務所スター帝国との専属契約が満了して活動を中断したが、イム・シワンは引き続き演技活動と共に音楽活動を並行してきた。
2012年MBCドラマ「太陽を抱く月」で子役を務めながら演技を始めた彼が演技で光を受け始めたのは、2014年tvNドラマ「微生」に出演してからだ。彼はこのドラマで職場で生き残る新入社員チャングラを演じて大衆に大きく好評を受けた。現実の職場生活で感じる社会初年生の感想を実感して演じたという評価だ。この作品で彼は2015年第51回百想芸術大賞でテレビ部門の男性新人賞を受けた。
グループ活動中断後もイム・シワンは主に出演するドラマのOST歌唱に参加するなどアルバム作業を続けてきた。
イム・シワンは2017年、彼が王原役で出演したMBCドラマ「王は愛する」OSTを皮切りにJTBCドラマ「ランオン」、wavveウェブドラマ「トレーサー」、最近作の「少年時代」までアルバム作業に参加した。昨年9月にはグループエスパウィンターと共にデュエット曲「Win for You」を発売した。

IUは2011年当時、有名アイドルが大挙出演したKBS2音楽ドラマ「ドリームハイ」でキム・ピルスク役を演じ、演技の歩みを始めた。以後IUは2013年KBS2ドラマ「最高だイ・スンシン」で主演イ・スンシンを引き受けて強い感情演技を披露し、その年KBS演技大賞授賞式で女子新人賞を受けて新人俳優として認められた。
このようなIUにも演技力に対するノイズが起きたことがある。 2015年SBSドラマ「月の恋人-ボボ警心憂い」放映序盤ぎこちない史劇トーン発声に台本に与えられた無理なコミック要素を解放する過程が加わり、「ドラマではなくシットコムのようだ」という批判まで受けたこと。しかし、このような批判は劇を続けていく過程でIUが演技トーンを安定させながら相当部分解消された。
IUが演技力として認められ始めたきっかけは、2018年のtvNドラマ「私のおじさん」だった。彼はこのドラマで暗くて現実的なキャラクターであるイ・ジアンを演じ、既存のキャラクターとは異なる姿を披露した。それでも序盤から演技力指摘はなく、彼はこの作品で第55回百想芸術大賞テレビ部門の女性最優秀演技賞候補に上がった。
IUのソロアーティストとして、アルバム活動や成績は「収録曲チャートを並べる」と呼ばれるほど、それに匹敵する国内女性ソロアーティストを見つけるのが難しいほどだ。彼は現在、全世界18都市を巡回する「2024IU HERワールドツアーコンサート」を進めている。 IUは国内公演に続き、日本公演そして台北および北米6都市まで全席完売を記録する気炎を吐いた。
このように音楽も演技もいずれ一つ不足なく、すべてこなす「万能エンターテイナー」の姿は見る人の感心をかもし出す。また、自分の演技が不足しているという話が回ると、次の作品で見られるように論議を洗い流す彼らの努力は、しばしば計り知れない。これらのアーティストたちの努力が後日より大きな結実に戻ることを期待してみる。
イ・ミンギョンテンアジア記者 2min_ror@tenasia.co.kr