ニュージンスとアドアーの専属契約紛争、法廷での対決が本格化
ニュージンスとアドアーの専属契約紛争、法廷での対決が本格化
ガールズグループ「ニュージンス」と所属事務所「アドアー」の専属契約紛争が本格的に始まります。先月の仮処分訴訟で5人のメンバーが全員出席し立場を明らかにしただけに、今回も裁判所に姿を現すか注目されます。
ソウル中央地裁民事合議41部(チョン・フェイル部長判事)は3日午前11時30分、アドアーがニュージンスを相手に提起した専属契約有効確認訴訟の初弁論期日を進行します。
昨年4月から続いてきた両者の対立は、ニュージンスが昨年11月に緊急記者会見を通じてアドアーに専属契約解除を通知し、一方的に独自活動を開始したことで激化しました。
これに対しアドアーは昨年12月、ニュージンスとの専属契約が有効に存続していることを法的に明確に確認するため、ソウル中央地裁に専属契約有効確認の訴えを提起しました。同時に裁判所に企画会社地位保全と広告契約締結禁止の仮処分も共に提起し、その後仮処分申請の趣旨を拡張して、ニュージンスの作詞・作曲・演奏・歌唱などすべての音楽活動とその他の付随活動まで禁止するよう裁判所に要請しました。
一方、先月21日、ソウル中央地方法院民事合議50部(キム・サンフン首席部長判事)はアドアーがニュージンスメンバーを相手に提起した「企画会社地位保全及び広告契約締結等禁止仮処分」に対して認容決定を下しました。
裁判部はまず、ミン前代表解任によるプロデュースの空白が発生したなど、ニュージンス側の専属契約上の債務不履行主張を受け入れませんでした。
また、アドアーが精算義務など専属契約上の重要な義務をほとんど履行しており、むしろニュージンスメンバーの一方的な専属契約解除通知によりマネジメント業務を遂行できなかった側面もあると指摘しました。
さらに、ニュージンスメンバーが一方的に専属契約関係を離脱すれば、アドアーが莫大な損害を被り、新しいグループ名で活動する際、ニュージンスのブランド価値だけでなく、アドアーのマネジメント会社としての評判が著しく損なわれる恐れがあると強調しました。
これに対しアドアー側は「仮処分裁判部の賢明な判断に深く感謝する」とし、「アドアーはニュージンス所属会社の地位を法的に確認された以上、今後アーティスト支援に責任を尽くす」との立場を伝えました。
ニュージンスはこれに不服として先月21日、裁判所に異議申請書を提出しました。裁判部は債務者の追加主張や証拠などを検討した後、棄却の可否を決定することになります。彼らは先月26日に公開された英国BBCコリアとのインタビューでこれに関連し「他の結果を予想したが(ニュースを見た)全員が衝撃を受けた記憶がある」と述べたことがあります。
ニュージンスは昨年11月、アドアーとの契約が解除されたと主張し独自活動を予告しましたが、今回の裁判所の決定で制止されました。作詞、作曲、演奏、歌唱など音楽活動だけでなく、放送出演、イベント、広告契約締結など大衆文化芸術人としての商業的活動全般を独自に行うことができなくなりました。これにニュージンスメンバー5人は裁判所の仮処分決定に不服として、異議申請書を先月21日に裁判所に提出しました。
チェ・ジイェ テンアジア記者 wisdomart@tenasia.co.kr