ユーチューバー「ツヤン」、警察調査を拒否し退場 - 公正な捜査を求める
ユーチューバー「ツヤン」、警察調査を拒否し退場 - 公正な捜査を求める
ユーチューブチャンネル『ガロセロ研究所』(以下『ガセヨン』)の代表キム・セウィを脅迫・強要などの容疑で告訴した食べ物ユーチューバー『ツヤン』(本名 パク・ジョンウォン)が警察出頭40分後に調査を拒否し退場しました。

ツヤンは16日午前8時53分頃、ソウル江南警察署に告訴人の身分で出頭しましたが、約40分後の9時35分に退場しました。

ツヤンは調査に入る前に「(キム・セウィが)昨年7月から虚偽事実について疑惑を提供したり、周囲の人々を困らせてきたが、今回不送致が下された点が辛かった」と述べ、「その部分について十分に説明する」と調査への意欲を示しました。

また、「このように調査に臨むことが辛く、その人が再び私を困らせるのではないかと怖くて戦いたくないと思ったが、私の周りの人々を困らせたり、私のような人がこれ以上出ないようにするために今日も誠実に調査を受ける」とも伝えました。

しかし、ツヤンは40分後に退場し、「公正に捜査が行われてほしい。とりあえず調査を拒否し、後日再検討して必要なら再び調査を受ける予定」と述べた後、警察署を去りました。

ツヤン側のキム・テヨン弁護士も「(警察がツヤンを)全く被害者と考えていないように見えた」とし、「被害者に対する保護の意思が全くないようで『捜査官を通じて調査するのが正しいのか』という疑問が生じる部分があった」と明らかにしました。

続けて「今日どのような内容で補完捜査が行われるのか分からずに出てきた」とし、「通常知らせることについて警察が全く情報を与えなかった。公正な捜査なのか疑わざるを得ない状況が続いていた」と付け加えました。

さらに「不合理な部分についていろいろと申し上げたが、捜査機関での意志が大きくないようだ」とし、「この状態で調査を行えば同じ結果しか予測できないと考え、まず捜査官忌避申請を考慮している」と補足しました。

一方、キム・セウィは『ガセヨン』ユーチューブチャンネルを通じてツヤンの脱税や私生活問題などを暴露した後、ツヤンに説明を強要し、繰り返しツヤンの写真や投稿などを掲載し、昨年7月に名誉毀損などの容疑で告訴されました。

しかし、江南警察署は今年2月12日、ツヤンが告訴取り下げ書を提出したという理由で情報通信網法違反と脅迫などの容疑について『却下』とし、ストーキング処罰法違反については証拠不十分による『無罪』と判断し、事件を不送致決定しました。これに対しツヤンは異議申請書を提出し、ソウル中央地検は先月14日、ソウル江南警察署に補完捜査を要求しました。