K-MOVIE
「イカゲーム」俳優キム・ジュリョンのもう一つの姿「5時から7時までのチュヒ」
映画「5時から7時までのチュヒ」キム・ジュリョンインタビュー

'5時から7時までのチュヒ'は2013年映画'眠れない夜'で一緒に呼吸を合わせたチャン・ガンジェ監督と再会した作品でもある。友達のような感じで楽にアイデアをやり取りしながら完成したというこの作品には、だからか人生に対する解けない質問が一緒に溶け込んでいる。ネットフリックス「イカゲーム」で飛ぶことそのままの欲望のために飛び込んだハン美女とはまた違った感じを持ったキム・ジュリョンの顔を「5時から7時までのチュヒ」で会うことができるようだ。

初めて観客との会話(GV)を始めるのに、突然泣いた。どのように説明するのか分からない。その場で初めて観覧したが、私が出演したのにとても良かった(笑) 映画の中に出てくるチュヒの弟子たちはチャン・ガンジェ監督の実際の弟子たちだ。彼らの悩みを本当に聞かせるのに慰めがたくさんあった。自ら慰めも多く受け、人間キム・ジュリョンの人生についてもたくさん回ったようだ。
2013年公開された映画「眠れない夜」以後、10年ぶりにチャン・ガンジェ監督と再会した作品だ。また映画作品で出会ったチャン・ガンジェ監督はどうだったか。
チャン・ガンジェ監督の現場はいつも快適で、スタッフも3~4人程度の水準だ。私が何をしても受け入れてくれる状況のような感じなのだろうか。実は演技しながらそう簡単ではない。チャン・ガンジェ監督とは「眠れない夜」を撮って本当に友達になった。各自結婚もして子どもも生みながら暮らす話をたくさんするようだ。作業自体が軽いというのではなく、お互いの悩みが溶け込んで一つの作品を一緒に作ることになるようだ。チャン・ガンジェ監督とは今後も一緒に映画作業をしている風だ。

2020年10月に始まり、2022年4月に撮影が終わった。チャン・ガンジェ監督がこの映画をお互いの時間を過ごしながら撮ろうと言った。実際に撮影した物理的な時間はそれほど多くない。しかし昨年10月に釜山国際映画祭で初選を見せ、今年の公開までして感激な気持ちだ。最近劇場があまり難しくないか。観客に会うという気持ちで嬉しい。
チャン・ガンジェ監督は「キム・ジュリョン俳優がいたので作られた」と話した。アーティストにインスピレーションを与えるという点で気持ちも残るようだ。
とても感謝しています。言及したように生きていく話をたくさんする。チャン・ガンジェ監督にはできない話がないほどだ(笑)。そういえばこんな作業もできるようになったようだ。むしろチャン・ガンジェ監督を利用して私たちが感じたことやしたい話を映画にしてみようという気持ちだ。シナリオの場合、既存の形式ではなくある程度スケルトンだけして送る方だ。満ちていく形式で映画を作ってみるから、「これは果たして映画で出るか」と思ったが、今は疑いをしない。 「眠れない夜」という素敵な結果を見たからではないだろうか。

初めてのシナリオを見て「こんな教授様はどうか」と聞いたようだ。基準は分からないが、チャン・ガンジェ監督は良い大人の姿を見せたかったようだ。実際、チュヒは「次に来てはいけないのか」と戻したいが、結局は全部受け取る。ジュヒ自身は大変だが、他の人のために部屋一つを残すそのような人物のようだった。キャラクターをあらかじめ用意して作っていく方法よりは撮影しながらよく聞いて人々によく会ってみようという考えだった。
「5時から7時までのチュヒ」で一番気に入るシーンがあれば何か。
ジュヒが夢の中でお母さんに話す場面だ。初めてチュヒが心を引き出すのではないか。もう一つがあれば、道を問う配達員に親切に知らせる場面だ。撮りながらはこの場面がどんな意味なのかよく分からなかった。現場ではただ配達員を見つめてしまった。映画を直接見てからその場面に心が使われた。チュヒはもうがんかもしれず、どれほど悩みが多いのか。自分が助けを与えるようにジュヒにも助けを与える人がいたら良くなかったかという風だった。

難しい問題だ。チュヒも弟子たちに「どうしよう」という式の言葉はしない。現場に行けばバラ色の人生が繰り広げられるのではないか。始める友達に何の話をしてくれるかを悩んでみると、とても難しい。実際、そのような問題をすべて離れて、今後何をしても人生をよく生きていくようにアドバイスや助けは与えたい。仕事に関連するアドバイスでなくても。よく生きてこそ演技も上手なようで、良い人でなければ良い作品も作れると思う。
2000年映画「青春」でデビューし、いつの間にか23年目の中堅俳優になった。フィルモグラフィーを着実に積み重ねながら自分だけの領域を作ったようだ。特にネットフリックス「イカゲーム」のハン美女キャラクターで全世界的な認知度を得ることもした。 「5時から7時までのチュヒ」をはじめ、機会になれば着実に独立映画も参加するようだ。
このように良い作業をしない理由はないと思う。規模が大きく小さくて離れて見ている観客たちと作品を通じて話を分けると思う。大衆的な作品も同じだ。違いを置かないようだ。
ネットフリックス「イカゲーム」以後、海外エージェンシー「A3アーティストエージェンシー(A3 Artists Agency)」と専属契約を結んだ。
実はハリウッドでストライキが飛び出してスムーズに進んでいない状態だ。海外代理店と契約をした理由は、ハリウッド作品をやりたいという気持ちもある。着実にトライしてみたい。もともと今年中にするのが私だけの計画だったんですけど(笑)来年はぜひ一作品をやるだろう。

最近はほとんど劇場に来て家で見ているようだ。だが結局作品が良ければ劇場に行くようになるらしい。どれが良い映画だと定義を下すのは難しいが、良い映画なら当然観客たちも劇場に行かないだろうか。劇場に行けば2時間ほどを没入して見ることができる。その味があるようだ。こういう時期に独立映画がもっとたくさん出てほしい。
「5時から7時までのチュヒ」は誰でも楽しめる映画だが、こんな観客がぜひ見てほしいものがあるか。
ある危機があった時、再び始めようとする方々や人生について悩みが多い方が見れば良いようだ。映画の中でチュヒは学生たちに会いながらなって慰められることもある。 「5時から7時までのチュヒ」を各自の感じで受け入れて助けになればいい。
イ・ニュルテンアジア記者 greenworld@tenasia.co.kr