K-POP
イ・ヒョリ、故フィソンの弔問に訪れる - 音楽界の絆と悲しみ

14日午前11時からソウルのサムスンソウル病院葬儀場で故フィソンの弔問が始まった。
故人と親しかった歌手たちが駆けつけた。15日にフィソンと合同公演を行う予定だったKCMは、すぐに故人の弔問に訪れた。KCMは充血した目で故人への哀悼の意を示した。グループgodのキム・テウ(Kim Tae-woo)などが弔問に訪れた。ヒップホップグループ1TYM出身のソン・ベッキョン(Song Baek-kyung)も弔問した。
イ・ヒョリも弔問に訪れた。ブラックのスーツを着たイ・ヒョリは、マスク越しの目に故人への悲しみをたたえていた。イ・ヒョリは故フィソンと生前に音楽制作を共にしたことがある。イ・ヒョリのヒット曲「Hey Mr. Big」を故フィソンが作詞した。


故人の葬儀に関して、当初遺族は深いショックで手続きを進めることが難しいという立場だったが、芸能界の同僚やファンの要請で葬儀を行うことにした。
故フィソンの弟は12日に「兄には誰も癒せない深い孤独が常にあり、兄は音楽と歌を通じてその感情を和らげ、昇華させながら激しく生きてきた」と述べ、「兄を知っているすべての方、そして生前兄の歌と音楽で少しでも幸せな記憶がある方は、気軽に弔問に訪れ、兄が旅立つ道を孤独にしないようにしていただければありがたい」と語った。

一方、警察と所属事務所によると、フィソンは10日午後6時29分頃、ソウル広津区の自宅で倒れているのが発見された。フィソンの母親が家を訪れた際に彼が倒れているのを発見し、119に通報したと伝えられている。
フィソンの死亡確認後、警察は外部侵入の痕跡などを調査したが、犯罪の疑いは発見されなかったとされる。警察は遺書の有無を確認し、具体的な死亡経緯を捜査中である。故人の携帯電話に対するフォレンジックも依頼した。
これに対し、警察は国立科学捜査研究院に故人の解剖を依頼し、その結果「死因不明」という一次口頭所見を受けた。警察関係者は「外傷がないため、正確な死因を判断するのに時間がかかる」とし、「投薬状況に関してもどの薬物か、死に至る程度だったのかを検査しなければならない」という立場を示した。精密検査結果が出るまでには短くて1週間、長くて2週間程度の時間がかかる見込みである。
フィソンは同僚歌手KCMと15日に大邱で合同バラードコンサートを行う予定だった。フィソンは生前最後のSNS投稿でこのコンサートのためのダイエット近況を伝え、「その時に会おう」と期待を託していたため、故人の死因に注目が集まっている。
フィソンは2000年代初頭にR&Bジャンルを大衆化したアーティストである。2002年「アンデナヨ(안되나요)」でデビューと同時に大きな人気を集めた。その後、「ウィズミー(With Me)」、「タシマンナンナル(다시 만난 날)」、「ブルチビョン(불치병)」、「キョロンカジセンガケッソ(결혼까지 생각했어)」など多数のヒット曲を出した。
故人は2019年にプロポフォールを複数回投与した容疑で執行猶予付きの懲役刑を受けた。この影響でKBS出演禁止を受けるなど、放送活動に否定的な影響を受けた。その後、主に公演を中心に活動してきた。