ジェニーとリサ、コーチェラでソロアーティストとしての存在感を発揮

グループBLACKPINKのジェニー（ジェ・ニー）とリサ（リ・サ）がアメリカ最大の音楽祭『コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル』（コーチェラ）にソロアーティストとしてそれぞれ出演しました。彼女たちは自分だけの音楽の世界を存分に披露し、個性が溶け込んだスタイルのステージ衣装でグローバルな音楽ファンの目と耳を魅了しました。

ジェニーは一着の衣装に様々なファッションアイテムを組み合わせたスタイリングを披露しました。カウガールコンセプトのディープバーガンディカラーのレザーブラトップとミニショーツを着用しました。このスタイルは世界的なファッションデザイナー、ジョルジュ・ホベイカ（Georges Hobeika）のコレクションからインスピレーションを受けたと伝えられています。さらにジェニーは同じトーンのクロップジャケットとベージュのニーハイブーツを合わせ、強烈でありながら洗練されたカウガールルックを完成させました。特に、赤いカウボーイハットとオーバーサイズのサングラスの組み合わせからジェニーの並外れたファッションセンスが垣間見えました。

ジェニーはステージの途中で衣装を変形させたり、ジャケットを脱いだり着たりすることでアイテムを柔軟に活用し、変化をつけました。抑制された色合いの中でもジェニー特有のシックで挑発的な魅力を強調した「カウガール」ファッションは多くのファンにインスピレーションを与えたと評価されています。

一方、リサは華やかなパフォーマンスにふさわしい多彩な衣装を着替えながらステージコンセプトを表現しました。リサはステージの始まりから終わりまで合計4着の衣装を着替え、ステージごとに異なる雰囲気を演出しました。3Dの鱗と鋭いスパイクが特徴の爬虫類の鎧のようなボディースーツは圧巻でした。もう一つのシースルースーツは蛍光植物からインスピレーションを受けたUV反応性素材で作られ、ステージの照明の下で神秘的な光を放ちました。この他にも「ハローキティ」キャラクターが描かれたセットアップとブーツ、赤いレザーの衣装を着て多彩な魅力を発散しました。

リサはステージが転換するたびにパフォーマンスに合わせてスピーディーに衣装を交換し、豊かな見どころを提供しました。この衣装はダイナミックな振り付けと完璧な呼吸を合わせ、ファンの歓声を引き出しました。

ジェニーとリサは共に個性あふれる衣装で自分だけのステージ世界観を完成させました。ジェニーはコンセプトに合わせたアイテム中心の変奏型スタイリングで、リサは一つのステージで複数の衣装を着替えるシーケンス型スタイリングで差別化を図りました。

ジェニーとリサは今回のコーチェラのステージを通じてソロアーティストとしての独自の存在感を再び証明し、BLACKPINKのメンバーとしてではなく、自分の名前でも世界中のファンとコミュニケーションを取りました。ジェニーは今月20日、リサは19日に再びコーチェラのステージに立ちます。

チェ・ジイェ テンアジア記者 wisdomart@tenasia.co.kr