K-DRAMA
物議を醸す「高麗侮辱戦争」、KBS史劇さえ揺れます。
「高麗侮辱戦争」の原作と歴史的事実に関する論議
原作者ギル・スンス作家の批判「玄宗を馬鹿にしている」
KBSが当面した危機、どのように打破するか
原作者ギル・スンス作家の批判「玄宗を馬鹿にしている」
KBSが当面した危機、どのように打破するか

寛容のリーダーシップで高麗をひとつに集めて巨乱との戦争を勝利に導いた高麗の皇帝玄宗と彼の政治師であり高麗軍総司令官だった強感賛の話を手掛けた「高麗侮辱戦争」は以前まで熱烈な支持を受けたが、最近になって視聴者たち不満の声が出てきている。当初、フィクション史劇ではなく歴史的事実を最大限に高証しなければならない大河史劇であるだけに、今回の議論は「高麗侮辱戦争」に悪い影響を及ぼすものと見られる。

キル・スンス作家は原作内容を言及し、「ハ・ゴンジンがガラン軍によって北に引き寄せられて、ソギョンの健在とヤンギュの粉塵を見て高麗に必ず戻ってくることを誓う」とし「これまでヒョンジョンは自分の世話を嘆いた。ヤンギュの話を聞いて覚醒する。これから嘆きなんてせずに国と民のためにする誓いをする。
また、「1011年8月、同女陣族が船を利用して競走を急襲する。これに死神に行って外交戦を繰り広げる。 現宗の地方制度整備も出てくるが、ドラマのように激しい葛藤で描写されない。ギル・スンス作家が語った原作内容や歴史的事実が異なる点はどこだろうか。
1) 原作・歴史的事実がドラマと違う理由/台本作家交代問題

続いて「歴史的事実を十分に熟知し、諮問も十分に受けて台本を書かなければならなかったが、熟知が十分にできなかったと見ている。自分の作品を書こうとするのが見える。原作を避けようとすると、その中にある歴史まで避けて書いていると思われる。
2) 第18話で描かれた県種の落馬事故

これを控えたネチズンは、該当シーンについて「落馬事故を見てあまりにも荒れて実際の歴史か探してみた」と話し、ギル・スンス作家は「前作太宗異邦院で言うためにその苦労をしたが、また鬼だって」と事実とは違うと強調した。
3)ヤンギュ将軍の死後、深くなった強感賛と玄宗の葛藤

該当事案についてあるネチズンは「強感賛と玄宗のトラブルはいつまで出ると思われるか」と聞き、ギル・スンス作家は「全く予測ができない。名軍と評価できる人(ヒョンジョン)を馬鹿にしている」と切ない心情を表わした。この部分に対しては歴史的高証にならなかったという立場と興味深いという立場で視聴者たちの意見が分かれている状況だ。
◆ここ数年間、持続したKBSの危機を転覆した「高麗侮辱戦争」の議論が持つ意味

実はKBSドラマの「危機」という指摘が繰り返し出ていた。続いてテレビ劇場を満たした月火ドラマと水木ドラマがずっと不振な成績表を出して、2023年一年だけでもKBS2月火ドラマ「婚礼対戦」、「純正ボクサー」、「胸が舞う」などの作品が話題性や評価面でも低調だった。水木ドラマも同様だ。視聴率が1%に満たなかった低調な結果により、2022年「真剣勝負」以降に水木ドラマを暫定的に中断した。

KBS側は「ホン・キム・コイン」の廃止について「単に視聴率だけでなく受信料分離徴収などで難しくなった工事の財政状況をはじめとする多様な要素を総合的に判断した結果」と話した。 「高麗侮辱戦争」の議論をめぐる、KBSの歩みを注目してみる時だ。
イ・ニュルテンアジア記者 greenworld@tenasia.co.kr