『組み立て家族』、過去の影が迫る青春たちの葛藤
『組み立て家族』、過去の影が迫る青春たちの葛藤
若々しい三人の青春に暗い影が差し込んだ。

16日に放送されたJTBC水曜ドラマ『組み立て家族』の第3話と第4話では、キム・サンハ(ファン・インヨプ役)、カン・ヘジュン(ペ・ヒョンソン役)の本格的な物語が始まった。

第3話では、突然現れた実父ヤン・ドング(イ・ジョンヒョク役)によって混乱するカン・ヘジュンの物語が展開された。何事もないふりをして笑顔を見せようとしたが、キム・サンハだけが彼に何かが起きたことを察知し、彼の実父が現れたという知らせを聞くやいなや、カン・ヘジュンの問題を一緒に解決しようと動き出した。

以前、叔母カン・イヒョン(ミン・ジア役)を通じてヤン・ドングが息子の存在を知っていながら、自分の生活のために捨てて去ったという事実を聞いたキム・サンハとカン・ヘジュンは、彼を直接訪ねた。19年ぶりに息子を訪ねた理由が、財産を譲る子供を探して一緒にアメリカに行くためであることを知ったカン・ヘジュンがショックを受けると、キム・サンハは静かに彼のそばにいて慰めた。

しかし、ヤン・ドングはすぐにユン・ジョンジェ(チェ・ウォニョン役)を訪ねて金封を渡し、カン・ヘジュンを連れて行くために水面下で動き始めた。彼の本心を知ったユン・ジョンジェはこれを一刀両断に拒絶した。ヤン・ドングが去り、ついに向かい合ったユン・ジョンジェとカン・ヘジュンの父子は、離れて暮らしたくないお互いの切ない真心を明かし、熱い涙を流して感動を与えた。

第4話では、幼い頃キム・サンハを冷たく去った母クォン・ジョンヒ(キム・ヘウン役)が再び訪れ、また一つの危機が訪れた。10年ぶりに自分を訪ねてきたが、依然として弟の死を言及しキム・サンハを責める母の態度に怒ったキム・サンハは、来ないでほしいと言い返し背を向けたが、クォン・ジョンヒはついに元夫キム・デウク(チェ・ムソン役)まで訪ねて心を乱した。

しかし、この状況を見守っていたカン・ヘジュンは、自分を置いて去った母カン・ソヒョン(ペク・ウネ役)を思い出し、再び過去の痛みを思い出し始め、これによりキム・サンハと衝突し始めた。特に劇の終盤、対立が極に達した二人は、お互いに傷つける言葉を吐き出し、ついに拳を交えることで皆を驚かせた。

「君も僕も他の人から見ればただの母に捨てられた子供だ」と、わざとクォン・ジョンヒが見守る前で絶叫するキム・サンハの姿は、見る者の心をも痛めつけた。組み立て家族の温かさの中で平穏な日常を送っていた二人の青春に訪れた突然の出来事が、過去の痛みを再び表面に引き上げた中で、二人は再びお互いの痛みを抱きしめ、笑顔を取り戻すことができるのかが気になる。

イ・ソジョン テンアジア記者 forusojung@tenasia.co.kr