俳優パク・ヒョンシク(パク・ヒョンシク)の演技変身が成功を収めた。主演を務めたSBS『宝物島(ボムルソム)』が4週連続で自己最高視聴率を更新し、同時間帯の競争作と2倍近い差をつけることに成功した。やや古風な展開にもかかわらず視聴者を魅了することに成功した要因には、パク・ヒョンシクの熱演が大きな役割を果たしたという評価だ。

『宝物島』は毎週視聴率上昇を描き、週末ドラマ視聴率1位を守っている。第1話6.1%から始まった『宝物島』は4回連続で上昇し、10%を突破し、先週の第8話では12.3%で再び自己最高を更新した。競争作であるソ・ガンジュン(ソ・ガンジュン)主演のMBC『アンダーカバー・ハイスクール(アンダーカバー ハイスクール)』第8話は6.1%で、『宝物島』の視聴率の半分にとどまった。

同じ日に初放送された『宝物島』と『アンダーカバー・ハイスクール』は第5話まで激しい視聴率競争を繰り広げた。『宝物島』が先行していたが、1〜2%ポイントの差しかなかった。しかし、第6話から『アンダーカバー・ハイスクール』が下降線を描き、3回で2倍近い差がついた。

二つの作品の明暗が分かれたのは、『宝物島』の速い展開と俳優たちの熱演にある。『宝物島』は20億ウォンの政治資金をハッキングしたソ・ドンジュ(ソ・ドンジュ、パク・ヒョンシク)が自分を殺そうとする悪とその世界を崩すために全てをかけて戦う復讐劇だ。大企業と非公式の実力者、大統領まで絡み合った政治闘争、主人公の記憶喪失と出生の秘密などが組み合わさり、高い没入感を提供した。やや古くなりがちな内容にもかかわらず、ホ・ジュノ(ホ・ジュノ)、イ・ヘヨン(イ・ヘヨン)などの堅実な中年俳優とパク・ヒョンシク、ホン・ファヨン(ホン・ファヨン)などの若い俳優たちの熱演が多彩に劇を満たした。

何よりもパク・ヒョンシクの演技変身に対して好評が寄せられている。2010年に帝国の子供たち(チェグクエ アイデル)のメンバーとしてデビューしたパク・ヒョンシクは、可愛らしいイメージで多くの愛を受けた。2013年『本物の男(チンチャ サナイ)』に出演しては母性愛を刺激する姿で「赤ちゃん兵士」というニックネームも付けられた。俳優に転向した後はロマンティックコメディで頭角を現し、明るいキャラクターを主に演じてきた。

しかし、『宝物島』でパク・ヒョンシクはこれまでのイメージを脱ぎ、野心に満ちた男性的なキャラクターで演技変身に成功した。パク・ヒョンシク自身もこの挑戦が簡単ではなかった。新しい顔を見せるために体重増加はもちろん、演技でも大きな努力を注いだ。それを証明するかのように、パク・ヒョンシクは銃で撃たれて海に落ちたり、シナモンアレルギーで生死の境に立たされたりするなど、極限の演技を安定的に消化した。印象が強烈な俳優たちの中でパク・ヒョンシクがいることで、むしろ劇が中心を保つことができたというのが大衆の反応だ。

パク・ヒョンシクは『宝物島』に続き、次回作KBS『トゥエルブ(トゥエルブ)』でも新たな変身に挑む。『トゥエルブ』は悪鬼たちから人間を守るために人間の姿で人間世界に住む12天使たちの物語を描いた作品だ。ここでパク・ヒョンシクは天使であるという予想を覆し、悪鬼として登場する。彼が演じるオ・グィ(オ・グィ)は無慈悲な力で天使たちに対抗する悪鬼で、数千年前に封印されていた力を解き放ち、人間世界に再び現れ、強力な悪の力で天使たちを脅かす。

固まっていたイメージを破り、ターニングポイントを迎えたパク・ヒョンシク。俳優として一歩一歩着実に歩んできた彼の努力がついに光を放っている。